東京都庭園美術館

「庭園植物記展」


アトリエに招待券があったので行ってきました
置いておいてくれた人、ありがとー


庭園美術館は初めて行ったのだけど、「旧浅香宮邸」という歴史ある一種のアート空間であるお屋敷の中で展開される、全く別のアートな空間というシチュエーションが、何とも不思議な感じであった
特に今回の展示は作品の年代が江戸末期から現代までと幅広いため、それぞれの作品とその周囲に広がる空間とが醸し出す雰囲気も様々で面白かった
特に蜷川実花の写真を、白と黒の市松模様の床のウィンターガーデンに展示したのは正解と思う
すごくお似合いじゃん、ていうかそんなポップな空間がこの建物にあったことにも驚きだけど
そんな蜷川実花ワールドと、江戸、明治期の植物図+モダンな西洋建築のノスタルジックな世界が、違和感なく自然にひとつの建物の中におさまっているのです、すごい
こんなに幅広い時代とジャンルのものが一同に会するなんてほんとにないだろうな
素晴らしい展覧会でした、重い腰上げて行って良かった


杉浦非水「非水百花譜」線の迷いのなさとデフォルメの具合が最高
江戸、明治、大正の頃の植物図を見ると、描写の細かさと正確さに驚く
観察目的というものも多いのだろうけど、そういったものでも絵の具の使い方とか素晴らしすぎ


荒木経惟(エロいよ、性器だよ)
鈴木理策(写真も生が良いのかも)
井津建郎
中川幸夫
東松照明(キノコですよ)


デートで行きたい感じです