ククーシュカ

ククーシュカ ラップランドの妖精


HPなんかも可愛らしくて、「妖精」なんてタイトルに入ってるし、幻想的な物語なのかと思ったら、
ぶっとい骨が一本ずんっと突き通っているようなごついドラマだった。

フィンランド最北の地ラップランドで、ロシアとフィンランドが戦っていた頃のこと。
平和主義者であるフィンランドの狙撃兵ヴェイッコは、仲間に岩に鎖でつながれたまま置き去りにされてしまう。
もうひとり、秘密警察に逮捕されたロシア軍の大尉イワンは連行中、味方の軍の誤爆によって重傷を負う。
そんな兵士2人を偶然に助けたのが現地に住むサーミ人の未亡人アンニだ。
自分の小屋にかくまってやることにした彼女にとって2人は敵ではなく、ただの男たち。
ところがそれぞれが互いにフィンランド語、ロシア語、サーミ語しか理解することができなかった!
言葉のコミュニケーションはまったくとれないまま、3人のユーモラスでちょっと不思議な暮らしが営まれるが、
ある日のこと、事件が起こる……。


このサーミ人女性のアンニがすごぉぉく魅力的で、女の私でもどきどきしつつ見ていた。
働き者で、自分の考えをしっかりともち、予想外の出来事にも冷静で、自然の欲望に忠実!
こんな女性になりたい・・自然とともに生きているからこそこういう人間性が持てるんだろうなぁ・・。
その彼女こそが「ぶっとい骨」であり、一番強い存在でした。
(顔も可愛すぎ!)
(首ったけ。)
女は強し。