HIROSHIMA 1

時は8月6日。平和祈念式典。
この日に来られるのは今年が最後かなぁと思っての参加でした。


驚いたのは人の多さ。
セレモニーが執り行われている中心部は人垣でほとんど見えない。
TVで観る「整然とした式典」の外側に、その何倍もの人々がいるってこと、
実際にここに来ないときっと分からなかったと思う。
小さい子供からおじいちゃん、おばあちゃん、そして日本人と、外国人。
一人で来てる人、グループ、パフォーマンスをする人、何かの活動をしてる人。
何万人もの人々がそれぞれ何らかの想いをもってここに集っている・・
「意志」の力にやられて、人酔いしてしまった。


式典が一段落した後は、平和記念資料館へ。
一通り観た感想は・・予想通り。
式典、記念館、合わせてここにくればなにかとんでもなくでかいものを得られる様な気がしていたけど、
実際にはステレオタイプの情報をなぞることしかできなかった。
これは私の怠慢でしかない。それか他力本願だ。
それとも、自分の意識が自分の思う以上に過去の事実からかけ離れたところにあるんだろう。


この日一番印象的だったのは、式典を見守る人垣の中、地べたにしゃがんで鶴を折る二人の子供だった。
ただ平和でいることがなんて難しいんだ!
過去を振り返るのもとても大切だけど、未来に目を向けないと。