HCB他

De qui s'agit-il?
Rétrospective de Henri Cartier-Bresson
アンリ・カルティエ=ブレッソン 知られざる全貌@国立近代美術館


世界がドラマだということに気付かされる。
演出なんてしないでただ切り撮ってるだけなのに、
その後ろにあるストーリーを感じずにはいられない。
あらためて感動したのは、群像を撮るのが神業的に巧い!てこと。
pen最新号の表紙になってるイタリアの写真なんて最たるものだけど、
他にも何点か怖いくらいのバランス感覚で人物が配置された写真があって、
その正確さといったら本当にゼロから組み立てたとしか思えない。
レオノール・フィニのヌード写真、水面に落ちた木の影ですら、すべて計算済みみたいだ。
デッサウでの有名な写真の前後の出来事がオリジナルプリントで明らかになっている。
お色気映画のポスターの前で顔を俯けた中学生がすれ違う写真がすごく良かったなぁ。
・・・・・
満腹だけど、まだ見足りない。
もう1回くらい行っとかないと後悔しそう。


楠本亜紀が評論で書いてた(と思う)、動物の内臓ぶちまけ写真、気になる・・








今日、情熱大陸で見たアレックス・カーがすごく面白い。
在日30年、日本文化の要とも言えよう京都を「汚れてる」と言い、
徳島は祖谷に、集落で最後の藁葺き屋根の家を持っている。
自然を大切にする、自然と共存することを目指す。
古くからの日本の良さを「わかってる」アメリカ人。
町家のリノベーションや無人島の観光地化をビジネスとして行っている。
(ビジネス意識ってやっぱり大切・・ある意味でスマートなやり方だ)
日本人、外国人に限らずこういう考え方を持った人がもっと増えればいい。
「なんでもないことの良さ」忘れたくないし、大切にしたい。
それと美意識・・








昨日はベリーダンスショーを観に行った。
技術がもちろん大切なのは前提として、ダンスもセンスだわ。
本質とか上質とか上等とか、そういうものが細部に宿るって本当だ。
気を抜いて生きることはとても危ない・・良い感覚を持ってる人は、きっと生命力が強い。
それはいち早く敵に気付いた草食動物が逃げおおせる感覚と多分近い。
友人(男)にベリーダンスの話をしたら、やっぱり男はすべからく、くびれ愛だそう。
夏休みにむけて良いくびれメイクに精でも出すか。