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酒井抱一生誕250年 琳派芸術−光悦・宗達から江戸琳派 第2部
出光美術館


第1部を観たときに、
俵屋宗達は古着の柄シャツ、
尾形光琳はギャルソンのシャツ、
という印象を受けたけど、
酒井抱一はモード最先端って感じ。
感覚がもう現代に近い。


銀地の「紅白梅図屏風」梅の枝振りの描き方が素晴らしい。
群青が本当に鮮やか「八ツ橋図屏風」「燕子花図屏風」
構成見事な「十二ヶ月花鳥図貼付屏風」かわいい。


「八ツ橋〜」とか「風神雷神図屏風
下敷きにした光琳らのものとの違いがわかりやすく解説されててナイス。
琳派は模倣により洗練されていった系譜。
模倣から、創意工夫が生まれ、より成熟した表現となっていく。
そのことを第1部、第2部通して実感した。
すごく良い展示だったよ。


鈴木其一は抱一の弟子ということだけど、
抱一の表現を越えて、さらにぶっとんじゃってる。
ザ個性の現代アーティスト風。
でも「雑画巻」で見せる筆のラインなんて一番美しくて正確。
そんなところも現代作家風かも。
伊藤若沖からの影響についてキャプションに記載あり。
琳派作家以外の絵師について、調べること。)