KYOUTOSAKA

これがたわわちゃんDA!!

もう一ヶ月が経とうとしている。
思い出しすぎだろ。
それでも日記を書く。
もう一度体験したいから。




(8月9日の話。)




私は京都にいた。
神戸に泊まったんだから神戸観光をすればいいものを・・
しかし昨日の異人館めぐり(見てるだけ)の経験から、神戸はお金がかかると判断。
それに広島から尼崎までやってきて今夜は梅田からバスに乗るのに、後戻りしたくなかった。
京都なら今年始めにも来てるし、地理が分かるからいろいろラクチンだ。
とはいえあまり遠出する時間はないので、冬に寄れなかった清水寺を中心に東山をまわることにした。


まずは清水寺。さすが世界の清水の舞台、外人ばかりである。
ちょうど「千日詣り」の日に当たっていた。
8月9日から10日にお詣りすると千度詣り千日分の大功徳に相当するらしい。ありがたすぎて怖い。
来るのは高校の修学旅行以来なので4年ぶり。
一通り見て歩き思うことは、4年前は全くまわりが見えていなかったってこと。
舞台から眺める緑の鮮やかさと細かさ、お堂の暗さとか、庭木の花の美しさ、道の傍らのちいさなお地蔵さん。
当時は冬で今は夏という季節の違いこそあれ、初めて見つける面白いものがたくさんあった。
また4年後に訪れたら今とは違うものが見えるんだろーか。


ひやしあめ」初めて味わう。
それは宮島の篠笛同様、クーラーに慣れた身体に新鮮な「涼」をもたらしてくれるものだった。
汗で溶けた身体がしゃきっとする。感動的に美味。


三寧坂を下っていく。路地がいい雰囲気。
すると見えてくる、巨大な観音像・・、霊山観音(りょうぜんかんのん、と読む。)
青々とした山をバックに立たずむその姿(24m)・・あ、本気で救われるかも・・という気がしてくる。
戦争犠牲者、英霊、外国人犠牲者をお祀りしてあるらしい。
直径1cmはある巨大線香を御供え。


その隣にあるのは、秀吉の菩提を弔うためにねねこと北政所が1606年に開創した高台寺
なんと家康が多大の財政的援助を行ったので、それは壮麗なお寺ができあがったそうである。
しかし何度かの火災にあい、多くの建物がなくなってしまったらしい。
にも関わらず、開山堂、霊屋(おたまや)、傘亭、時雨亭など多くが創建当初より現存している。
特に利休の意匠による茶席、傘亭と時雨亭が素敵だった。
例えば庭園なんかにあるあずまやとかもそうだけど、面とか空間の使い方が上手い。
空間がきっぱり線と面で区切られていて、こういうのを見るとやっぱり日本はデフォルメの文化なんだなと思う。
過度な装飾に頼ることなく一番ナチュラルな直線と曲線だけで美しいのって、そういうことじゃないかな。
豊臣秀吉像、北政所像も当時のまま残っている。背景画は狩野永徳筆(伝)
この時ちょうど「百鬼夜行図」特別公開を行っていて、狩野派の誰かの幽霊画も展示されてたんだけど失念。


高台寺と霊山観音の存在を知らなかったので、有意義な東山まち歩きだった。
それから円山公園と八坂神社をぶらついて、そういえば行ったことない!と京都タワーに行くことに。


大人770円。東京タワーもだけどなんとなく高いよね、こういうタワーって・・ちょっと出し渋る。
タワーはなんとくるり一色でした。くるりコーナーができていて、サインが2枚も飾ってあった。
再びメガネをかけるようになった岸田繁に思いを馳せる・・
京都タワーはひょろっとしてるせいか揺れてると思う。
長居したら頭痛がしてきた。
たわわちゃん可愛いなぁ・・
ノッポンに負けず劣らないゆるキャラだわ。




そんな感じでぶらり京都から大阪へ。バスの時間まであと4時間もあるよ。
大阪の「そういえば行ったことないスポット」大阪城へ行く。
城に辿り着くまでに坂道を結構登るのに、城壁の積んである岩がでかいことに感動。
城も、でかいよ・・でも全部鉄筋コンクリートなんだって。
遺産を大事にするのはいいことだと思うがあまりゆきすぎると疑問に感じることがある。
とにかく登って展望室からの眺めは・・大阪も、都会だなぁ・・
展示スペースで「大阪夏の陣」の図屏風を映像で解説してた。
鼻血が出るくらい興奮。




これで今回の旅行は終了。
思い返せばなんと2府4県の地を踏んだ旅。
歩き回ったところとただ降りただけのところがある。
今度はただ降りただけのところを歩き回りたい。




the Son of Kyoto

ベストオブくるり/ TOWER OF MUSIC LOVER (初回限定盤)

ベストオブくるり/ TOWER OF MUSIC LOVER (初回限定盤)


怒りと失望の休刊

relax (リラックス) 2006年 09月号 [雑誌]

relax (リラックス) 2006年 09月号 [雑誌]