KIO-TO

早起きしてイノダコーヒで朝食。
朝の静かな雰囲気の禁煙席はほんとうに良い空間。
でも喫煙席のハイソなサロンっぽい雰囲気も気になる。
「ホテルの定番」みたいな簡単なメニューだけど、
テーブルにぴしっと揃うと嬉しい気分。


そんなわけで今日は鞍馬へ。
途中、出町ふたばに寄って豆餅をおやつにした。
近くの河原に座り込んで・・河原があるっていいことだ。
豆餅は今までに食べたことがない上品な味で、
まさに京都のお菓子という感じ。
素朴だけど心まで満たされた。


非日本人率が高い先頭車両にて、
おもちゃみたいなカメラで車窓の景色を一心に撮りまくる、
素足にビーサンの少年を目撃。
おじいちゃんと一緒で楽しそう。


霊山らしく、山の入り口に立つ狛犬にはさすがに力を感じた。
今にも動き出しそうな美人。
本殿金堂の中には宇宙を見る。


山は生きている。
鞍馬山は自然の力を感じられる場所だった。
沖縄の自然と同じ感触がした気がする。
でも普段未使用の筋肉を酷使したせいで足はガクガク。
貴船神社まで降りたけどあてにしてたバスは冬期運休で、
その後さらに雨の降る道を2キロも下るはめになったのでした。


帰りは一乗寺で降りて詩仙堂へ。
詩仙とその詩が描かれた36枚の肖像が目玉。
漢詩の文字の配置が感動的!
完璧に遊んでる。
ここの庭も本当に素晴らしかった。
高低差があるのがいいな。


恵文社一乗寺店では何も買えず・・立ち読みしすぎて。
あれ程気持ち良く立ち読みができる本屋を他に知らない。
照明の具合と広さと床が木のところがポイントかもしれない。
Matthew君のを見つけたけど東京でも買えます。
いや、東京でも買えるものばかりなんだろうけど・・
何度も足を運びたくなる本屋。


晩ごはんは薬味好きにはたまらない、おめんでした。


宿近くの銭湯へ。
お風呂にはやっぱり蒸気が必要。
(宿のシャワー室はプールみたいで寒すぎた)


祇園に程近い宿のそばには、
お茶屋さんが密集した「真」祇園を主張せんばかりの通りがあって、
ことあるごとに何度も通った。
白地に赤い印の入った堤灯が幾つも灯る、夜の通りを歩く時、
幻想的てのはこういうものを言うのかと。
残念ながら舞妓さんには遭遇できなかった。